幼児期に○○するとよい
初めての子育てがスタートしたとき、ありとあらゆることに悩んでいたのを思い出します。そのたびに答えを求めて検索の旅に出て、結局何事にもたくさんの意見があるのでさらにわからなくなり、軸がぶれたまま、それでも前に進んでいかなければならないという状況に苦しんでいたように思います。
その悩みの一つが「教育」でした。
小さいころに○○感覚を身に着けておくとよい
学習の習慣をつけるために小さいころから○○をするとよい
などという情報がたくさんあり、知らず知らずのうちに、子どもに○○をさせよう・させたいという考え方に縛られるようになっていました。
そのような考え方をしていると、子どもの「○○ができるようになった」「○○がわかるようになった」ということばかりに目がいき、逆になかなかできないことがあるとイライラしてしまう自分がいました。そんな日々を送っているとだんだんと自分の枠にはめ込んで、思い通りにいくこと・いかないことで一喜一憂している自分に嫌気がさすようになりました。
・○○ができること
・大人が決めた「良い子」であること
そんな大人の物差しで子どもたちを計ることに疑問を感じるようになりました。
大人主導であることで、本来子どもたちがみんな持っているはずの光るものを失わせてしまうのではないか。
私の枠にはめ込まなかったら出てこられたはずの芽を摘んでしまっているのではないか。
そんな風に思うようになりました。
それに気がついてから見方を変え、子どもたちはどんなことでキラキラした顔をみせてくれるのだろう、子どもたちは今どんな発見をしているのだろう、という視点から子どもたちをみるようになりました。すると、大人が気がつかないような発見や大人には到底思いつかないアイデア・発想を目の当たりにし、毎日が感動の連続でした。そして子どもと同じように喜びを感じ、子育ての時間がわくわくし、すごく楽しんでいる自分に気がつきました。。
子どもは自分自身で伸びていく力があり、みんな天才なんだ。
子どもたちから、そう教わりました。そんな子どもたちになにかを教えてあげよう・させようと上から考えることはおこがましいことに思えました。
子どもは親の作品ではない。
子どもの可能性もまた大人には計り知れない。
だからこそ大人の当たりまえを取っ払って、子どもと同じ目線に立ち、一緒に楽しみ、喜びを共有する時間を大切にしよう。
そう心に決めてからは自分の軸がぶれなくなりました。これからも変わらない軸であり続けたいと思っています。