二人目の読みでの失敗
前回の記事に書いたように、1人目の子育てで、子どもの内から出てくる言動をキャッチして、合わせていくことの大切さに気づかせてもらった私でしたが、2人目の子育てでは違った躓きが訪れました。
2人目はいわゆる「育てやすい子」でした。こだわりも強くないのでだいたいなんでも受け入れるし、上の子の真似をして、なんでもやりたがるので、あの手この手を考えなくてもなんでも興味を持ってやる子でした。
ひらがなを読むことに興味が出てきた時期のこと。
看板や本などひらがなを目にすると、自分でなんでも読みたがるようになったのをみて、読むことに興味があるうちに、英語の読みも進めてしまおうと考えました。
上の子が英語の本を読んでいるのを生まれた頃からみているので、こちらもすんなり興味を持って、読みたがりました。
そこで楽をしようとしてしまった私。。
まずは王道のSight word readersを1日数冊一緒に読んで、進めていけばいいかなとたくらんでいました。
5冊くらいまではやってくれていました。
しかし数日たったときに、
「○○ちゃんね(自分)、英語の本嫌い」
と言われてしまいました。。
「英語の本嫌い」発言を聞いて、それが本当に英語の本が嫌いという意味ではないことはすぐにわかりました。
自分の中に少しうしろめたさのようなものもあったからだと思います。
読み聞かせの時間すらすごく減ってしまっていたのに、その時間が英語の本を読む練習の時間になってしまっていたので、嫌になって当然。
1人目のときは、どの本なら自分で読みたくなるかな?とか、どう進めていったら楽しいかなというのを考えて、たくさん試行錯誤を繰り返していたのに、ノウハウがわかっているからこそ、手抜きをしてしまった自分がいました。
その子をよく見て、向き合うことの大切さを自分ではすごくわかっているつもりだったのに、やりやすい子には、向き合う努力を怠って、考えようともせず、楽に進めようとしてしまった自分が情けなくなりました。
大人の言う通りにできてしまう子ほど、大人は自分の思い通りに進めて、その子の気持ちを見失ってしまいがちだということを身をもって感じました。
どの子にも気持ちがあって、【大事な個性】がある。大人数の中では埋もれてしまう可能性があるからこそ、親の自分がその【大事な個性】を大切にしてあげなくてはならない。
そう身を正す思いがしました。
いくらノウハウがわかっていても、経験があったとしても、簡単なおうち英語はない。
子どもは一人一人違うから、子どもの数だけ試行錯誤を繰り返すし、悩む。
2人目の子育てを通して、あらためて心に刻んだことでした。