チョウバエに悩まされている【#おうち英語ならSG】のリサです
さて、久しぶりにシリーズもので書いている、中学英語の問題点。
最初に書いたように、大きく問題だと思うのは3点。
その3つとは、単語、文章の量と難易度、文法の指導法。
今日は3つ目の文法の指導法について思うことなどをツラツラと書いていこうかなと思います。
と、その前に、文法の勉強の重要性について。
特に低年齢からはじめるおうち英語では、最初に文法をしっかり!!ということは珍しく、だいたいが「母語方式」寄りで、なんとなくザックリ聞けば理解できる、とりあえず話せるというところに持っていくイメージを抱いている人が多いのではないでしょうか。
そして、実際、そういう風に英語を習得していっている子達が多いです。
日本語で考えれば、母語方式での習得順序は「理解できる・話せる・読める」→「文法」であり、その方が母語方式で言語を習得するのであれば理にかなっているのはわかりますよね。
だから、おうち英語では、子どもの年齢が低ければ低いほど、まずは文法云々よりも、英語を理解できたり、話せたりするところにもっていけるような母語方式寄りの取り組みに重心をおくことが多いです。
かといって文法をおざなりにしていいわけではなく、どこかの時点でしっかり文法も入れる必要があると私は思っています。文法がしっかり土台として入っていないと、ライティングをした時に「抜け」が顕著に表れます。次女も文法が抜けている部分が結構あるので、少しずつ強化していきたいところ。母語方式で進めるおうち英語であっても文法は重視すべきではないかなと思います。
そういう面でみれば、日本の中学・高校での文法に寄ったカリキュラムは、おうち英語っ子たちにとっては案外ありがたいかもしれませんね。(もちろん、「自然な」英語を許されない場合や、発音のトラブルなどでイヤな思いをしてしまったり、役に立たなかったりすることもありますが。)
おうち英語では、とにかく流暢に話す子が目立つし、難しい洋書を読んでいる子、そういう子を持つ親がやたらと尊敬されがち。でも、なんだかんだと長年おうち英語の界隈にいるので、それなりにスーパーキッズと言われていた子達の5年後、10年後をたくさん見てきた結果、流暢なしゃべりや単に本をたくさん読むという目に見えやすい結果を出している子が必ずしも「しっかりした」英語力を培っていたかというとそうではないケースも多いんですよね・・。
もちろん、文法さえ重視すればそういうケースの問題点が解決するのかというとそうではないのですが、上に書いたようなケースを多々見てきたことが、おうち英語でもある程度文法は重視すべきではないかとの考えに至った理由の一つです。
一方、年齢が高くなってからの言語習得でも、もちろん文法はとても大事だと思います。
正直なところ、過去の私はそこまで文法重視ではなく、とりあえず聞けて話せればまずはいいんじゃない?と思っていました。でも、やはり文法は言語を習得していく上で一番基礎となるもの、しっかり入れておくべきことだと考えが変わりました。
もちろん、大量のリスニングも大事。語彙力も大事。結局全部大事じゃんってなるのですが(笑)文法はおうち英語では優先順位が低くなる傾向があると思うので、敢えて「おうち英語子でも、文法はいつかはしっかり入れる」ことを念頭に置いておけるといいのかなと思います。
さて、ずいぶんと話がそれてしまいましたが、次こそは中学の英語教育カリキュラムにおける文法の指導法について、教科書を比較しながら考えていこうと思います。