全てが遅い息子がもらったもの

 

リサ
リサ
こんにちは~!
#おうち英語ならSG のリサです^^

 

現在、中3になる息子ジョージ。

 

日本の幼稚園に2年、公立小学校に6年、そして公立中学校の支援学級に通って3年目。

 

実は最初、ジョージは長女が通っていたIBスクールであるインターのプリスクールに通っていました。

 

そのままインターに通ってもいいかな~とも思っていましたが、息子は発話がおそく、言語が苦手そうだったことと、ダンナが日本に住む事になったので、日本の教育を軸にするため、プリに通ったのは1年だけでした。

 

結構なんでもそつなくできる長女リリとは違い、ジョージは全ての発達が遅かったんですよね。

 

指差しもなかなかせず、発話は2歳すぎ。

 

幼稚園になって、他の子どもたちが「ママ―、きょう、ようちえんでね~、○○せんせいと○○してあそんだんだよー」なんていう話をしている姿を横目に、私が聞く質問に対する答えはなく、自分が言いたいことだけを言うジョージ。

 

 

会話はなかなか成り立たたず 、ジョージがなにかを要求したり、訴えていてもよく意味がわからない。

こちらが説明したいこともなかなか伝わらない。

 

 

その結果、癇癪を起こすこともよくありました。

一度癇癪を起すとなにをしてもムリ。

 

 

手足をバタバタさせながらギャーギャー泣き叫ぶ息子をスーパーや公園で白い目でみられながら、その場を去った事も数知れず。

 

 

おむつが完全に外れたのは小2くらい。

このまま取れずにビッグサイズが入らなくなったらどうしようと本気で心配していました。

 

偏食すぎて食パンと白米と水しか食べなかったし、今でもほぼ同じメニューしか食べられません。

ジュースはもちろん、お茶も飲めないため、今まで15年間、液体は水しか口にしたことがないという、ある意味ギネスもの?の偏食ぶり(笑)

 

 

なんとかもう少し別のものも食べれるように

なんとかもう少しうまく話せるように

なんとかもう少しなにか出来るように

 

色々私なりには努力したつもりだったけど、全てが遅かった。

 

 

 

ところで、ジョージが年少のときに1年だけ通ったプリはとても少人数でした。

 

そのため、それぞれの子どものバースデーには、それぞれの親がケーキを持参し、クラスで小さいバースデーパーティをするのが恒例でした。

 

ジョージのバースデーには、当時は少したべることができたプレーンパンケーキ(現在はココアパンケーキのみでなぜかプレーン味は食べられなくなりました。)を用意してパーティをしました。

嬉しそうだったな~。

 

 

別の日、クラスメートのバースデーパーティの時、その子のママがとってもおいしそうなチョコケーキを準備してくれました。

 

 

とってもおいしそうだけど、もちろんチョコケーキも食べられないジョージ。

 

でも、ジョージはプリの先生に促されて、スポンジケーキの部分をかじってみたらしい。

 

といっても、一ミリも満たない程の、ほんのちょびっとだけ。

 

でも、その後、結局その1ミリのスポンジケーキは飲み込めなくて吐き出してしまいました。

 

 

なんで?

なんで普通子どもたちが好きなケーキをジョージは一ミリさえも食べられないんだろうな・・・。

 

 

態度には出さなかったけれど、そんなモヤモヤがくすぶっていた気がします。

 

 

その週、息子ははじめて「今週のMVP」に選ばれました。

 

 

IBスクールだったそのプリでは、IBプログラムにある8つの理想像に沿って

 

がんばって挑戦したこと

新しくできたこと

お友達に優しくしたこと

など、すごく些細なことでも先生が見つけて、毎週いろんな生徒に賞状をくれるというイベント。

 

 

この時、賞状をはじめてもらったジョージ。

 

 

その賞の名前は

「チョコケーキのスポンジをかじる事が出来ましたで賞」

 

 

いろいろとデキる事が少なく、「すごいね!」と周りから褒められる事が少なかった息子。

そんな息子の初めてもらった賞状。

 

 

私もただ素直に嬉しかった。

 

 

そして、気づいた。

 

 

そうか、できない事ばかりみててもダメなんだ。

その中から、できた事 、いいところ を見つけようとする事が大事なんだな。

 

 

そう教えてもらったプリ時代から12年がたった今 。

 

息子のがんばったところ、いいところをたくさん見つけてこれたと思います。

 

 

それは、他の子と比べてたら見えなかったところ 。

それは、上ばかりを見てたら気づけなかったところ。

 

 

そして、その想いと経験が今SGを運営する理念のベースになっています。

 

 

どんな不器用なママでも、がんばったとこを見つける。

どんな遅い子でも、いいところを探す。

 

その上でどうサポートできるのか 。

 

 

おうち英語のノウハウよりも

コスパよりも

教材活用術よりも

お役立ち情報よりも

知育よりも

なによりも、そこが大事だと思っている。

 

 

私が息子の一枚の賞状ですごく救われたから、今度は私が少しでも人にしてあげられたらなという想いだけでやってる。

 

 

多分ビジネスとしては非効率極まりないんだけどね(笑)

 

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*こちらは6/16のツイートを元にブログバージョンにしてます

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