先週のブログの続きです
#おうち英語ならSG のリサです^^
正直、私は「子どもに色々してあげたい♡」というステキなママではありません。
全てが遅かった息子のいいとこ探しはしてきたけれど、やれるサポートと行動は全てやったのかというと全くそうではありません。
でも、少なくともできない所だけ見てイライラすることは少なく、がんばったねと見守る心ではいられたかなと思います。
ところで、今は高3になる長女リリが小学生のころ、こんな事を突然言ってきました 。
「私はどうして同じことをしても褒めてもらえないの?」
「ジョージが好きじゃない…」と。
この言葉は、私にとってすごく衝撃でした。
そうか。
なんでも遅く、デキの悪い息子のがんばったところ、成長したところは必死に見つけてた。
そんな全ての成長が遅い息子のすぐ側にいた娘。
いわゆる「デキル子」だった長女のできるところは「できて当たり前」になってしまっていた。
自分で用意して学校に行く。
普通に宿題をこなし、テストもそこそこいい点数をとる。
ちゃんと座って、こぼさずに、好き嫌いなく食事をする。
息子がそれらをしたら拍手喝采モノなのに、側にいた長女には何も褒めてなかった。
だって、息子みたいに「がんばって、やっとできた成長」には見えなかったから。
だから、1つでも好き嫌いすると「なんで食べられないの?」
宿題でグダグダしていると「なんでさっさとしないの?」
普段、長女は難なくできていることが、「がんばらなくても出来ること」の基準になってしまっていて、それよりできた部分はいいとこ探しして褒めても、それよりできなかった部分は知らないうちにダメ出ししてた。
「ジョージが好きじゃない」
普段、誰にでも心優しい長女が放った言葉でようやく気づいた。
そして、猛烈に反省した。
デキが悪い子のいいとこ探しはとても大事。
でも、デキる子だってがんばってるし、褒められたい。
リリがもっと小さい時は
わー!寝返りできた!
一歩歩けた!
新しい言葉を覚えた!
一挙一動を写真に収め、育児日記にしるし、成長を喜んでいたのに。
段々と私が勝手に「当たり前にできること」のハードルを上げていた。
どの子も親に褒められたい。
そんな当たり前の事を全く気づかなかった。
自分の目の前で、ケーキを1ミリ食べただけで賞状をらもらっているのに、すぐ側で毎日ちゃんとやってる自分は何もないどころかダメ出し。
そりゃイヤになるよね…
それから、私はもっと意識して長女が当たり前にできていたことや、ステキなところを見つけて言葉にして伝えるようにした。
数年後。
息子が初めておでんのチクワを1ミリかじった事があった。
全ての成長が遅く、食べ物もほぼ食べなかったジョージがチクワをかじるなんて青天の霹靂レベルのこと。
もちろん、私は拍手喝さい。
そんな全ての成長が遅いジョージのすぐ側にいた長女は
「ジョージ!!
チクワをかじれたなんてほんとすごいね!!
がんばったね!!!」
と、本当に嬉しそうにジョージを褒めてくれた。
私は、ジョージがチクワをかじった事も嬉しかった。
でも、そう嬉しそうに弟の成長を喜んでくれる長女の姿の方が実は嬉しかった。
全てが遅い子もがんばってる。
でも、デキる子もがんばってる。
自分の子ども達はもちろん、他の子どもたちも!
だから、みんなで、みんなのいいとこ探しができたらステキだなー!と思って、SGでは褒め企画をしてる(笑)
デキる子だった長女のことをないがしろにしてしまった事は後悔してる。
でも、過去は変えられないし、そこから気づいた事、学んだ事をやっていくしかないし、だからこそ何事にも無駄はないと思う。
さ、今日も何かいいとこ見つかるかなー!?
ーーーーー
Twitterはコチラ→https://twitter.com/StoryGarden1