「そんな話を聞くと焦るーー」
「こういう投稿を読むと焦る~」
そこら中にあふれる、親を焦らせるネタの数々。
カシコくて、デキた、よその子の話題。
ペラッペラ英語をしゃべる、よその子の動画。
キラキラと笑顔で知育にデコ弁に理想の子育てをするママの投稿。
「#おうち英語ならSG」のリサです^^
あの子はもうあんなことができるようになっている。
あのママは、あんなこともやってあげている。
もっと私が「楽しく」がんばってやってあげれば・・・
もっとちゃんと子どもを伸ばせる環境を作ってあげれば・・・
もっとちゃんと毎日取り組みすれば・・・
もっとちゃんと・・・・
あー、書くだけで疲れた!!(笑)
私は普段から人の子の投稿をみて、焦る事がほとんどない。
人はどうしてそんなに焦るのだろう?と考えてみた。
例えば、自分の子どもが上手に歌をうたったとします。
「わー!うちの子上手!」
そこで、ビヨンセの子どもの時の動画をみたとき。
「ちょっと!うちの子と同じくらいの年齢なのに、ビヨンセはもうこんなに上手じゃない!」
うちも、もうちょっと何とかしないと・・・・
って焦りますか?
たぶん、ほとんどの人は全然焦らないと思うんですよね。
だって、ビヨンセとうちの子じゃぁねぇ。
全然違うでしょ(笑)
そう、同じ年齢・同じ性別でも「レベルが段違いに違う」と割り切っていれば、「焦り」なんてでないわけです。
じゃぁ、なんでSNSの他の子の投稿をみて焦るのか。
それは、「だいたい同レベル」のはずなのに、他の子はできていて、自分の子はできてないって感じるからなのかな~と。
それって、ビヨンセは「レベルが全然違う」のに、お友達やSNS内の知りもしない人の子を、自分の子と「同じレベルくらい」と勝手に判断してる??
所詮、別の子ですからね。
「スピーキング」というスキルを一つとっても、
激人見知りか、物おじしないか
滑舌がいいのか、わるいのか
親がおしゃべりなのか、寡黙なのか
話すことより読むことが好きなのか、きらいなのか
それぞれの要因は全員それぞれ違うわけで、「だいたい同じレベル」という事がアリエナイ。
自分の子ができていなくても、よその子がいろいろできている事があれば「おー!すごいねー!」でいい。
よその子がうんと早くに出来るようになっていても、自分の子がようやく出来るようになれば「おー!すごいねー!」でいい。
だけど
でも
なのに
その二つの出来事の間を無駄につなげる接続詞がなければ、焦らないんじゃないかな。