フォニックスが全く浸透していない英語教育の現場で・・・

小5になる長女リリの学年の英語クラスにボランティアとして入っています。

(それに関連する記事たちはコチラ→小学校英語についての記事いろいろ

 

前期はALTの先生が小学校に2週間滞在され、その間に4コマの授業を詰め込むという感じでした。

 

しかし、後期からは3,4日間だけ滞在してなるべく毎月1コマ授業をするという風に変更したようです。

 

ALTのD先生も「この方がいいと思う」とおっしゃってっていました。

 

そして、私も思いのほか多忙になってしまったため、毎週ではなく月1回のペースでボランティアに入ることに。

 

先週の月曜日に2回目になる授業をしてきました。

 

今回の大きなテーマは「フォニックス導入」!

 

最初に前回の復習としてさらっとおさらい。

 

夏休みをはさんだため、2ヶ月前の事だったのでもちろんおぼろげな記憶しかなく「えー?そんなのやったっけ?」と言われる始末。

 

やはり、復習が大事です・・・ハイ(^^;;

 

前回、カタカナ英語についてやったので、「これは和製英語でしょうか?」というクイズを出してみました。

 

たまたま、子ども達は社会で「自動車工場」の事について勉強していて、英語の授業前の参観日の時、自動車のパーツについて勉強していたんです。

 

さらに鈴鹿にある自動車工場まで社会見学に行った次の週が英語の授業だったので、ラッキー♪アイデアいただき!

 

だって、車のパーツは和製英語だらけなんです(笑)

 

そこで、「ハンドル」「フロントガラス」「バックミラー」「ボンネット」など和製英語を8個ピックアップして質問。

 

「この8個のうち、アメリカで通じるものは何個あるでしょう!?」

 

 

半分ぐらいと答えた子が多かったです。もちろん、全部、もしくはゼロだろうといったこもチラホラ。

 

とある教室では先生が「うんうん、全部通じる!!」と断言してたクラスも(;^_^A

 

 

「はいー!ゼロ個。アメリカではどれも全く通じません!!」というと、生徒達から「先生、英語できへんやん!!!」と思いっきり突っ込まれてました(笑)

 

(イギリス英語では通じるものもあります。アメリカ英語とイギリス英語の違いについても説明しました)

 

それくらい日本では浸透しすぎているカタカナ英語なんですよね・・・・。

 

全て覚えなくても、とりあえず今の段階では

「カタカナでも発音がちがったり意味がちがったりして通じないこともよくある」

という認識を持ってくれればと思います。

 

今後勉強していく上でその認識があるかないかで変わってくると思いますから

 

世界地図の復習なんかもしたあと、いよいよフォニックスの導入。

 

まず、黒板にひらがなで大きく「ちず」と書きます。

 

「読める人~?」  生徒たち、失笑。(あたりまえやんけ)

 

次に「地図」と書きます。

「読める人~?」  再び、失笑。

(何がしたいねん!!)と突っ込みの心の声が聞こえてきそう・・。

そして、次に「地・・・・(だから地図やろ!!)・・图(!?)」

「読める人~?」  漢字違う~!間違ってる~!とガヤガヤなったところで説明。

 

これ、中国語で地図という意味の漢字です。読み方は”ディトゥ”

実は、私、短大で中国語が副専攻だったので意外と中国語の発音は自信あります。

(しかし、言語としては全く身についてません^^;)

 

 

さらにお次は「지도」(あ!知ってる!ハングル語!!)読み方は”チド”なぜかやたらと韓国の事を学ぶうちの小学校。

 

チマチョゴリが飾ってあったり、昼休みに韓国の遊びをするというイベントがあったり・・・。

 

(私個人の意見としては、正直、いろんな国の事を満遍なくやって欲しいと思いますが)

 

ハングルもみんな見たことはあるので反応はよかったです。

 

 

ここまでの単語を紹介して、確認。

「ち」と「ず」で「ちず」

「地」と「図」で「地図(ちず)」

「地(ディ)」と「图(トゥ)」で「地图(ディトゥ)」

「지(チ)」「도(ド)」で「지도(チド)」

 

 

さて、これは!?

「map」  (えーと、マップや!マップ!俺読めるで!←笑)

 

 

・・・・・違いますね。

今までのルールに乗っ取ると、「map」の読み方は「エム、エー、ピー」のはずです。

(でもマップやもん!!!)と口々にいう生徒達。 まさしくそうなんですが・・・。

 

 

「エー、エム、ピー」が、どうして「マップ」になるんだろう!?

と、問題提起したところで、フォニックスの単音を練習。

 

 

こちらの本を参考に自分で大きめの単語カードを作りました。

でも、こちらの本に紹介されているA-Zの単語はあまりつかいませんでした。

 

なぜなら、子ども達に最初にならう単音の練習だけで「フォニックスで英単語が読める!」ということを実感してほしかったため。

 

例えば、この本に載っているA-Z一覧表の「V」は「Violin」なんですよね。

 

でも、単音しか練習しない場合、「I」の発音は「イ」であり、「Violin」は「ヴァイオリン」ではなく、「ヴィオリン」になってしまいます。

 

結局、単音を学んでも読めないものばかりでは楽しくないので、「V」のカードにはこちら・・・

P1080744.jpg

“Vet”(獣医)を選びました。(獣医に見えない!)という声は聞こえないフリ^^;

 

VetならV,E,Tの発音を覚えれば音の足し算で正しい発音をできる単語ですから、生徒達も「フォニックスを学ぶことによって読めるようになる!」と実感できると思います♪

 

ちなみに「W」は”Water”・・と思いきや、それも単音の練習だけでは無理なので、考えた結果”Wet”を思いつきました!

 

こんな感じで単音を練習してから”map”がどうしてマップという発音になるのかを説明して次回のクラスへ続く・・・。

 

 

私がやる月1のクラスだけでは到底覚えられないので、担任の先生がされるクラスでも最低一回単音のカードを練習してほしいとお願いすると快諾してくださいました。

(もちろん、自作のカードではCDがついていないので本のCDで練習ですが・・・)

 

 

卒業するまでに基本的なルールが操れるようになっているといいなぁ~☆

 

 

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■対象:未就園児とその保護者の方(定員8名)

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■場所:京都市北区 鞍馬口

■料金:2200円(+親子スイーツセット850円)

 

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