現在の中学英語の問題点②後編

リサ
こんにちは~!
8月はどーんと旅行を楽しむ予定の【#おうち英語ならSG】のリサです

 

さてさて、9年前の長女が使っていた教科書と、現在、次女が使っている教科書の比較。

みなさん夏休みで忙しいからブログ読んでる人もほとんどいないんじゃないかと思いますが、やりはじめたら意外と楽しく、細かくなってしまった。。ま、いっか!(笑)

 

さて、Lesson1の内容をじっくり比較してみようと思います。

 

まずは9年前のもののLesson1。

①「聞いてみよう」

まずは、ごく簡単なリスニングからスタート。主人公の2人が挨拶している相手であるクラスメートがだれなのか線で結ぶクイズ。名前さえ聞き取れればできる感じかな。

②「キーフレーズ」1つ

聞いてみようのリスニングクイズの下にキーフレーズとしてI am Tanaka Kumi. が紹介されています。

③「ダイアローグ」

次は、Hello, I am○○.とか、Nice to meet you.などのベタな会話が3ターン(6行)くらいある、ごく簡単なレベルのダイアローグ。

④「話してみよう」

Hello. I am Ken, K-E-N.をペアワークでやってみよう!いうアクティビティ。

⑤「書いてみよう」

見本に習ってI am Tnaka Kumi.を練習する。

以上で見開き2ページ、Lesson1の中のメインのパート1つが終わり。

Lesson1の中には、それが3セット、おまけとして英語の数字一覧と、ロールプレイ用のダイアローグが1ページずつ、合計8ページでLesson1が終了!

 

ちなみに、Lesson1で習うキーフレーズは4種類。

①I am Kumi Tanaka
②You are from Australia.
③Are you..?-Yes I am./No, I am not.
④I am not thirsty.

新出単語はam, to, meet, OK, hungryなど32個ありました。

 

 

次に、現在次女が使っている中1の教科書のLesson1をチェックしてみよー!

 

あ、前提として、こちらの教科書のテーマは「ことばを使うことは思いを伝えること」であり、かかわる、考える、学ぶを3つの柱にしている模様。

かかわることは、互いを認め合うこと。考えることは自分と向き合うこと。学ぶことは自分の可能性を広げること。とあり、なんとも壮大な英語教育の理想をイメージできます(笑)

そして、教科書の構成において

★学びに向かう力・人間性

★知識・技能

★思考力・判断力・表現力

を重視しているようです。コンセプト「は」、とってもとっても素晴らしいですね!

 

さて、まずLesson1の1ページ目。

①「聞いてみよう」

まず9年前と同じようにリスニング問題のセクションからスタート。

何人かの自己紹介を聞いて、それぞれの出身や趣味、レッスン曜日、毎日勉強する教科などを聞き取ってクイズに答える感じでした。

 

リサ
リサ
え、これってさ、人物名だけ聞き取ればよかった9年前と比べて、教科名や趣味、曜日、国の名前などをすでに英語で知ってないとダメだよね・・?

みなさん、これは、中1の4月にやる内容ですよ。アラビア語で教科名、趣味、曜日、国の名前、一つでも言えますか?

 

②「話してみよう」

9年前は、まずI am Tanaka Kumi. というキーフレーズをひとつだけ紹介される流れでしたが、今は、リスニング問題での内容を参考に「話してみよう!」と自己紹介をするペアワークに突入。

リサ
リサ
え、もう!?(笑)

 

しかも、その時に使ってみようとオファーされているフレーズは

Hi, I am..
I like..
I play..
Oh, you are..
I see. You like..
Oh, you play..

レッスン1で、割とすでにバリエーション豊かww

しかも、その後の単語は単に自分の名前を入れるレベルではなく、好きなものや、するスポーツを英語で知っていなければ言えない前提。これが「小学校で習ったはず」のものなんでしょうね。

 

③「ポイント整理」と「考えよう!」

その割と難しいペアワークが終わったら、「ポイント整理」として、I am… You are.. I play.. I like.. I have.. I study.. You like..の例文の紹介。

そして、それとともに「考えよう!」として、「amの後ろに続く語句について気づいたことを話し合おう」とか、「play, like have, study にはどんな共通点があるかな?」などと書かれている。

リサ
リサ
え、文法を学ぶところに思考力使うの!?

④ドリル

その後、「ドリル」として、I am..の後に入るhappy, angryなどの感情や、a swimmerやa tennis playerなどスポーツ名、I playの後にはいるeat a banana, study science, make coffeeなど、12種類リストアップされていて、それらを入れた文章を練習するみたい。

リサ
リサ
え、まだLesson1のメインの本文出てきてない状態ですでに4ページ・・
⑤「本文orダイアローグ」
ようやくここで初めての「本文」が登場!!
9年前のようなベタな最初の自己紹介ではなく、約30 wordsの文章。I likeとか、I live inとか一般動詞がフツーにでてきてます。ってか、9年前の教科書で一般動詞がでてきたのは、have とplayのみがレッスン3、その他の一般動詞はレッスン6ですけどーーーー!
その後も
⑥自分のプロフィールカードを作る
⑦自己紹介を英語で書くアクティビティ
⑧単音フォニックスクイズ
⑨書き方指導
が続き、見開き6ページ×3セットでメイン終了。
その後、おまけとして、リスニングクイズとペアワークアクティビティが1ページ、映画やテレビ、音楽のジャンルに関する語彙が16種類紹介されているのが1ページ、文法のまとめとしてbe動詞、一般動詞、主語と語順についてが1ページ。
全部で21ページでLesson1がようやく終了。
リサ
リサ
これってどうよ!?
小学校でアレしかしてないのに、中学で突然これって、かなり難しすぎない?
というのが、私の感想ですが、
みなさんはどう思われますか?
フォロー&いいねしてもらえたら嬉しいな^^

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