老人ホームに入居した、私の祖母の家。
まぁ、見事に、モノ・モノ・モノであふれかえった家。
少しずつ片付けなければならないという事で、先日も親戚が集まり整理をしました。
「#おうち英語ならSG」のリサです^^
毎日ファッションショーができるんじゃないのか、というほどの服・帽子・靴。
レストランでもできるんじゃないのか、というほどのお盆・皿・湯呑。
一切使われずに、ずっと箱の中に眠っている、引き出物・プレゼント・旅行のお土産。
もはや化石にでもなってんじゃないか、と思うほどのン十年前に賞味期限が切れた食料の山。
私は、相当、バッサリ断捨離するタイプ。
「あれば便利」は、「なくてもいい」。
「思い出」は、「心にあればいい」。
「いつか使うかも」は、「本当に使うときに買えばいい」。
どうせ、その「いつか」は、ほぼ来ないから。
先日も、とあるグループで、へその緒を残しているかどうかを話していたら、みんなしっかり残している事に衝撃。
私、3人分、全部捨てちゃったわ・・・。
でも、やはり、私のような考え方は、モノにあふれた豊かすぎる生活をしてきたからなんだろうと思う。
「もったいないやろ~」と大切に大切に、なんなら一切使わずに保管する祖母。
「使わない方がもったいない」と思う私とは、価値観が違いすぎる。
だけど、やはり、モノがない時代を経験している祖母が「もったいない」と捨てられないのは当たり前なんだろうなと思う。
「断捨離」ってよく言うけど、それは逆に言えば、断捨離できる選択肢がある生活を送れているという事。
断捨離しなくちゃいけないんだけどね~といいつつネットでポチっとお買い物。
子どもに向き合わないといけないんだけどね~といいつつ、スマホ片手に生返事。
昔はきっと、へその緒くらいしか思い出のモノがなかったんだろうね~といいつつ、
整理しきれないほどのデジタル写真に、
見返すのに一生かかりそうな動画に、
初めて抜けた歯に、
初めて切ったかみの毛に、
あちこちで作った子どもの作品に、
子どもが描いた絵に、
子どもが書いてくれた手紙に・・・・
そして、それらの断捨離に悩む私達に、
その断捨離をしてくれる業者。
祖母が生きてきた、モノがなかった時代。
私たちが今、生きている、モノがあふれすぎている時代。
ホコリまみれの、祖母のモノを整理しながら
「豊かさ」ってなんだろな~。
と、思った。