漏れ出る学校の残念な雰囲気

公立中学の支援級に在籍している現在中1、発達障害の長男ジョージ

 

さっぱりわからなかった授業を受けなければいけなかった普通級小学校時代に比べ、授業は簡単で、実習・課外活動が多く、先生の説明もよりわかりやすく手厚くなり、ジョージは毎日ルンルンで学校に通っています。

 

学校に楽しく通ってくれる。

ほんと、それだけでありがたい。

 

 

入学したばかりと思っていたけれど、もう高校への動きがあり、いわゆる「支援学校」の高校説明会やオープンキャンパスがあり、ジョージと一緒に行ってきました。

 

A校とB校の二つの支援高等学校のオープンキャンパスに行ったのですが、まぁ、なんとも対照的で・・・。

 

一つ目のA校は、正直、あまり期待せずに行った支援学校。

学校説明を生徒たちがしてくれたのですが、もちろん、私立高校・進学校などとは比べ物にならないようなワタワタ・モタモタ具合。

でも、生徒たちは、これ、一生懸命練習したんだろうな~。

台本通りに読みながら、ジェスチャーして、アイコンタクトをとって、同時に何個もの作業をするのが難しい子たちが多いはずなのにがんばってました。

それを見守る先生方も心配そう。

わかるわ~、その気持ち(笑)

 

で、学校見学もしたのですが、なかなかいい感じ!

なんとな~くのんびりした雰囲気だし、台本にない生徒同士の会話もほっこり。

 

実は、こそっとその辺にいた生徒に「学校、楽しい??」って聞いてみたのですが、笑顔で「はい~!」と言っていたのが印象的でした。

 

 

ジョージに感想を聞いてみると・・・・

 

ジョージ

えっと、ぼくは、中学生が終わったら、

高校生になるんだねぇ??

一人でバスにのって学校にいくとな・・・・・

ちょっとわからなくなってしまうっと思ったのよ。

 

そこかい。

ま、おおむね好印象だったようです(?)

 

 

かわって、B校。

A校で「支援高校」のイメージがガラッとよくなった私は多少期待して、別日にB校のオープンキャンパスへ。

デキがいい生徒が多いのか、学生による学校説明も、パワーポイントを使ってなかなか見映えがいい。

校長先生だか教頭先生だかのお話も「生徒に寄り添ってます」感あふれるメッセージ。

 

そして、A校と同じように学校見学。

生徒たちが普段どういうことをしているかという、生徒による説明もうけつつ、無事終了。

 

私と、あと2人の友達の、3人で参加したのですが、オープンキャンパス終了後、全員の意見が一致。

「なんとなーーーく雰囲気悪いかったね・・・・・。」

そう、それぞれ見た部分は違ったのですが、全員が「ん????」と感じる場面と遭遇したんですよね。

ちょっとした先生の言葉。

生徒たちの行動。

 

あと、なんていうのかな。

「用意されたプレゼン」「見せるために作ったシーン」以外の部分から漏れ出す、その学校の普段の空気感。

もちろん、その学校が合う子もいるだろうし、その学校の事が大好きな子もいるでしょう。

 

 

ただ、残念ながら、うちの子にはちょっと行かせたくないな・・・・。

 

一応、ジョージにもきいてみた。

「A校とB校、どっちの学校が好きだった?」

 

ジョージ

えっとな、

さいしょの学校に行ったら

いいっと思ってたけどな・・・・

 

 

うんうん、やっぱりそうだよね。

 

 

ジョージ

でもな・・・・

一人でバスにのって

学校にいくとな・・・・・

ちょっと困ってしまってな、

ちょっと大変なことになってしまうっと思ったんやで。

 

 

やっぱりそこなんかい!

 

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