先週の土曜日は4月からもう小3になるジョージのプール教室に行ってきました!
・・・といっても、級にわかれてクロールの練習したり、進級テストがあったりする本格的なプール教室ではありません。
障害者スポーツセンターで開催されている、障害を持つ子のためのスイミングクラス。
障害の種類によって、身体障害のクラスとジョージの通う療育クラスに分かれています。
ジョージの通うクラスは主に自閉症スペクトラムの子たちやダウン症の子が多く、年齢も小3以下なので年齢層の幅が広いです。(小4以上のクラスもあります)
「電車みたいに並んで歩くよ~!!」
ジョージは今ではずいぶん落ち着きましたが、小さい頃は落ち着きがなく、言葉もあまり通じないし、無謀な事をしたり、ルールが守れなかったりするので一切公共のプールに行ったことがありませんでした。
小さい頃は普通のプールに連れていくなんて想像しただけで恐ろしすぎました~(^-^;
お友達からこのプールクラスの存在を教えてもらい、初参加したのが幼稚園の年中の時くらいかな。
身体のクラスと療育のクラスと交代で開催なので2か月くらいのペースでクラスがあったりなかったり。
親も基本的にプールに入るので、それくらいのゆるーーーいペースでいいぐらいです
ここのクラスでは先生の説明が言葉では理解しづらい子が多いので、いろいろと絵や写真のカードを使って説明してくれます♪
例えば、スケジュール。
「これをして、あれをしてから、プールに入ります。」
という内容が事前にわかっていないと不安になってしまったり、今すぐプールに入る!!!とパニックになっちゃったりするので、
先生が
「はじめに準備体操をします~」
「次にシャワーを浴びます~」
と体操している写真やシャワーを浴びている写真を見せます。
クラスでする内容も
「ワニ歩きをします~」
「トンネルをくぐります~」
「ホースひろいをします~」
と写真と一緒に説明。
まぁ、ちゃんと聞いていなさそうな子も多いですが、案外写真はちゃんと見ていてわかっていたりします。
通い始めたころのジョージは水で遊ぶのは大好きだったけど、絶対に顔を水につけない子でした。
「トンネルくぐり」も、一瞬でもいいからもぐってほしいのに、トンネルを頭で押し上げて頑なに顔を水につけないようにくぐったり。
「ホース拾い」も足で拾ったり、手をうーんと伸ばして底にあるホースを拾い、顔は常に水上(笑)
顔をつけなければならない初歩の「蹴のび」も全くできないし、英語でしゃべりまくり(小さい頃は半分以上意味はわからなかったです・・・)。
ひたすら水と戯れる魚のように遊びまくっていましたが、それでも大らかに見守ってもらえながら水に慣れる事が出来ました。
そして、なによりも、子どもがどんなに変な動きをしていたり、言葉や音を発していても、親が白い眼で見られない。
これは親にとってものすごく大きいです。
健康そうなのに、明らかにおかしい行動をする子を見る周りの目。
私はあまりそういう目を気にしないタイプですが、このクラスでは親が、いい意味でリラックスできるスイミングクラス。
こういうクラスは私たちにとって本当に貴重な場でした。
そして、リリにとっても貴重な体験ができるところでした。
(足のない人を目の前にしての記事参照)
年中の7月、日本の幼稚園に転園しましたが、その幼稚園がなんと室内プールを完備しており、年中プールの授業があるという幼稚園でした。
別にそれに惹かれて転園を決めたわけではないのですが、結果的にはすごくよかったです。
幼稚園のクラスの子が泳ぎの練習に入っていても、一人顔をつけないジョージ。
でも、幼稚園で毎週毎週プールに入るチャンスがあったのと、スイミングの先生やクラスのお友達にあたかかく見守っていただいたお蔭で、はじめて顔を水につけることができました!
その時はクラス中から拍手喝采!!(^-^;
その後、一気に「顔を水につける」という壁が崩れ去り、今では必要以上にもぐって得意気にみせてくれます。
来週もプールのクラスが楽しみ!
「みんな、けのびの時、腕はロケットだよー!!ロケット~発射~!!」
「マミーー、見て、見て!ロケットうまくできるよ!」
(あの・・・もう、ロケットの練習終わってますけど・・・・)
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最後まで読んでいただきありがとうございました!