子どもが辛い時に、見守る辛さ

なんとなく、息子ネタが続きますが。

(一個前の息子の言いまつがいネタはコチラ)

先日、たまたま学校から帰宅途中の息子が歩いている姿を車の中から見かけました。

雨が降っていたので、傘をさしながら、体操服姿で上り坂を歩いていました。

そして、横には同じくらいの背丈で、息子と同じように傘をさし、ランドセルを背負った男の子。

何やら二人で話しながら帰ってるみたい・・・。

 

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小5になるジョージは、言語面での発達がゆっくりで、話し方も特徴的で、語彙や表現はかなり乏しく、コミュニケーションをうまくとるのが難しいです。

 

お絵かきが好きで、平和主義。激しい遊びや乱暴な事は嫌いで、自分から攻撃的なことを言ったり、人にちょっかいを出したりすることはほとんどないので、コミュニケーションが上手でないわりには、お友達に対して謝らなければならないようなもめごとはかなり少ない方だったと思います。

 

小さいころから男の子っぽい戦いごっこ、戦隊もの、はやりのゲーム系のものなどは眼中にないジョージ。

 

同年代の男の子と一緒に遊ぶ事はほとんど皆無でした。

 

年齢があがると、息子が周りに関わろうとすることがなくても、まわりが関わってくることが増えてきました。

 

 

学校からの帰り道

「ジョージ、何言ってんのか、さっぱりわからんわ!」

「あほちゃう!?」

「なんで、そんなんもわからんの!?」

「おまえ、くさいねん!」

などと言われている所を目撃したこともあります。

 

 

水筒を取られて、

「返してよぉ、ぼくのなのに〜。

水筒がないと、困ってしまうのに〜!」

といいながら、必死で涙をためながら水筒を取り返そうとする息子を見たこともあります。

 

 

私が守ってあげられる事、いや、守るべき事なら、なんでもする。

 

実際、そういう場に遭遇して、こども達を怒ったことももちろんある。

 

でも、一生ずっと、息子の横にへばりついて守る事は出来ないんだし、彼が生きていく為に必要な力をつける為には、息子が辛い状況にいる時に、胸が張り裂けそうでも、見守るしかできない時もある。

 

いつも一人で学校から帰り、帰宅後、同級生のコと、家でも外でも遊ぶことなんか全くない息子。

 

 

そんなジョージが、傘とランドセルを並べて同学年の男の子と歩いて帰る姿。

その後、家に着いたジョージ。

 

ジョージ

今日はな、ぼくはな、◯◯君とな、おはなししながら、帰ったのよ。

えっとな、◯◯君はな、ちょっと暴れなかったで。

◯◯君とな、ポケモンの話をしたんだ!

 

きっと、同級生とおしゃべりしながら学校を帰ってきた、なんて、他の方にとっては、ごく日常のことなんだと思います。

 

でもね。

私は、そう嬉しそうに言うジョージをみて、涙が出そうなくらい、嬉しかったです。

 

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